ことし3月、東京・江戸川区の葛西臨海水族園から逃げ出し、24日、川の橋のたもとで無事、保護されたフンボルトペンギンについて、獣医師が健康状態を診察したところ栄養状態はよく、脚にも異常が見られないことが分かりました。
ただ、目は充血し、やや腫れて結膜炎の疑いがあるということで、しばらくは目薬をさして治療を行うとしています。
このペンギンは、ことし3月、東京・江戸川区の葛西臨海水族園から逃げ、行方が分からなくなっていましたが、24日になって水族園の近くの江戸川と川岸を行き来する姿が見つかり、橋のたもとに上がってきたところを職員によって無事、保護されました。
保護されたペンギンの健康状態を上野動物園から派遣された獣医師が診察したところ、栄養状態はよく、脚にも異常が見られないということです。
また目は充血し、やや腫れて結膜炎の疑いがあるということで、しばらくは目薬をさして治療を行うとしています。
さらに翼の付け根に付けていた個体識別用のリングの影響で、羽根の一部が抜けていましたが、皮膚に異常はないということです。
葛西臨海水族園は今後、獣医師の指導の下で検査を行うなどして健康状態を見守っていくことにしていて、今のところ一般公開の予定は決まっていないということです。